DEATH NOTE(前編)


DEATH NOTE(前編)を観た。


もともと原作も面白いとは聞いていたが、漫画の方は読んではいなかった。
すでに映画が封切られているので、原作も相当人気だ。
ブック・オフで買おうと思ってもほとんど姿は見えない。
特に1〜5巻はどこに行っても無いな。


2時間半に渡る長編映画なのだが、長いという感じはしなかった。
あっという間にエンドロールになった。
終わり方も悪くなかった。
あれなら続きが観たくなる。


最近は邦画も作りがいい。
特に原作がしっかりしているものは(当然だが)ストーリーも面白い。


CGも綺麗だ。
一昔前のCGに比べると、リアリティがある。
素人の僕にはよく分からないが、質感が本物っぽいのだ。


この映画の製作は日活だ。
ちょっと意外な感じがする。


やはりインデックスの傘下に入ってから変わったのか?


インデックスという会社はタカラトミーをグループに持っている。
他にもタツノコプロやキディランドもグループ会社だ。


そもそも日活という会社は1912年創業の歴史のある会社だ。
かつては石原裕次郎宍戸錠吉永小百合も所属していた。
有名な邦画もたくさん残している。
だがいつの間にか邦画が斜陽産業だなどと言われて、集客の即効性が高い
ロマンポルノの方向へドロップダウンして行った。
しかしそのロマンポルノもビデオデッキの普及と共に、アダルトビデオに
押され倒産寸前に追い込まれる。


そこを救ったのがタカラだった。
タカラの傘下に入って倒産の危機を免れたのもつかの間、そのタカラ自体が
危うくなってしまう。
そしてタカラがインデックスに合併されたため、日活も同時にインデックスの
傘下に入る。
その後はタカラとトミーの合併だ。


日活の歴史を見ていると日本の経済の浮き沈みをモロに受けて翻弄されて
いるように見える。
だが、このDEATH NOTEを見る限りでは、頑張っているじゃないか日活。


今後の新作にも期待したい。