スーツとスニーカー


クールビズはいい法律だ。
と、僕は思っている。


今年で2年目となって、一般にかなり浸透してきた。
どこのオフィスを訪問しても、上着を着ていないことで
いやな顔をされるどころか、逆に先方が上着無しの
ノーネクタイだったりする。
身軽だし、涼しいし、考え方がどちらかというと
「機能重視」の僕にとっては、かなり嬉しい。


もっと、浸透すればいい。


夏場に上着を着て営業に行くと、契約してもらえないくらい
社会的な常識にならないものだろうか。
頑固オヤジの社長が、
「てめえ、この暑い日に上着なんか着て来やがって!帰れ!」
なんて怒りだすような日がいつか来ないものかと思う。


もう一つ浸透しないだろうか、と思うことがある。


革靴じゃなくて、スニーカーだとダメなのかな?
ニューヨークなんかでは、スーツにスニーカーで颯爽と歩く
ビジネスマンが多いと聞く。
(まあ、通勤時だけなのかも知れないが…)
僕も以前スーツにスニーカーで通勤を試みてみたのだが、
顔を会わせた人は、ほぼ100%「なにそれ?」と言った。
白のスニーカーだったということも敗因だった。


スーツにスニーカーってダメか?
ダメじゃ無くする為に必要な要素は、スニーカーの改造なのか、
それともスーツのデザインの方だろうか。
いや、人の感覚が変わらないと無理なのか?


なんとか「スーツonスニーカー」(逆か?)なんていう
キャッチコピーで、ナイキかアディダスあたりが売り出して
くれないものだろうか。


スーツ業界にも協力してもらいたい。
青山・アオキなどなど、スニーカーに合うスーツを売らないか?


杉村大蔵あたりが、そんな組み合わせの着こなしで国会に
登院してみたりしないだろうか。
丸の内か兜町あたりで密かにブームになっていたりしないだろうか?


そういえば昔、スーツにスニーカーを合わせていた人達がいたなあ。


一世風靡セピア


今考えると、アレは「超クールビズ」だったなあ。