2006-07-24 SINGING IN THE RAIN どこからともなく僕の視線の中に真っ黒い物体が 飛び込んできた。 クロアゲハだ。 小雨混じりの新宿左門町のアスファルトの歩道のうえで、 ひらりひらりと力強くしなやかに、高く低く舞っている。 まるで、女性ピアニストが弾くコンテンポラリージャズの 譜面のよう。 まだ蒼い向日葵の花にちょっと止まって小休止を取ると、 次の曲へと移って行った。 その曲は、多分「雨に唄えば」。