生命について①


先日「死」について書いたので、今回は「生」について
書いてみようと思う。


ヒトに限らず「動物」と呼ばれる類(哺乳類・爬虫類・
鳥類・両生類など)は全て共通で、卵子精子が受精する
ところから生命はスタートする。
最初はたったひとつの細胞だ。
だが受精した胚は、一つが二つ、二つが四つと、倍々に
細胞分裂を繰り返し、それぞれが必要な器官を形成していく。
そして最終的に約70兆個の細胞の集合体へと変貌するのだ。


そう、全ての細胞が間違えることなく各々決められた器官に成長し、
さらに全ての器官が美しい調和を以って、初めてひとつの生物が
誕生するのである。


さて、ヒトは連綿と受け継いできた遺伝子情報の
塩基の配列の微妙な違いにより「個性」を持つ。
後天的な努力と運でなんとかなることもあるだろうが
生まれつき持ってしまったモノ、または
持ってこなかったモノを交換することは難しい。
また、そのヒトが生まれた周辺の環境は、そのヒトの
その後の方向性を大きく変えてしまう。


「僕」が「僕」として、今ここに居るということを確率上の
数字で言うと、ゼロ以下に天文学的な数字を並べるほどの
偶然であることは間違いないだろう。


更に言えば、こうして皆さんとwebを介して結ばれているという
事実は、とても素晴らしい偶然の結果だと言わざるを得ない。
使い古しの表現で申し訳ないが、つくづく「出会い」というのは
不思議なものだと感じてしまう。


僕が「キルザキング」と名乗っているのも、いろいろな
偶然が積み重なった結果であるし、ましてやこのブログを
書くこととなった経緯も、はっきりとした意図があっての
ことではない。


さて、いつも僕が一方的に書いてばかりなので、今回は
皆さんに質問してみようと思う。


今、自分が自分としてここに「生」を受けていることを
良かったと感じていますか?
それともリセットしてやり直したいと感じていますか?


そしてその理由は?