バブル再来?


昨日、協同組合ワイズネットワークという会社の
代表理事の岩佐氏の講演を聴いてきた。
この方は、ダイヤモンド社の社長・会長をなさって
いた人物で、各方面で相当な人脈を持たれている
方である。


講演のタイトルは「今後10年勝ち残る経営者」。


さて、まずお話しなければならないのは、
「経済成長率と株価上昇率との因果関係」に
ついてである。
経済成長率と株価上昇率とを比較した場合、
当然、株価上昇率の方が大きい時期と、
経済成長率の方が大きい時期がある。


世界のどこの国でも、この株価上昇率がプラスの
時期を経て、マイナスに転換し、さらにプラスへ
転じるという、フタコブラクダの背中のような
カーブを描く。
例えば、アメリカを例に取ると、1950年頃から
このカーブは上昇し始め、1965年頃にマイナスへ
転じ、2000年頃から再度プラスとなり、2002年に
再度マイナスへと転換している。


この「ラクダカーブ」を日本に置き換えてみると、
1970年頃から1回目の上昇を始め、1989年に収束、
1990年頃からマイナスへ転じ、2000年頃から
再度上昇、というカーブを描く。
そして、それが再度マイナスに転じるのが
2015年頃と言われているようだ。


では、その後の国家はどうなってしまうのかと
言うと、ヨーロッパ諸国にあるように、いわゆる
「老大国」となってしまうのである。
「老大国」の特徴としては、株価上昇も経済成長も
大きな波が起こらない。
また、稼ぐ(個人消費のエンジンとなる)世代が
25歳くらいとなり、先進国に比べ5歳程度高年齢化
してくる。
子供を産まなくなる、などがあるようだ。


さて、今後株価は上がるのかどうかというと、
昨日の講演者の岩佐代表理事のお話によれば、
「株価はまだ上がる」のだそうだ。


岩佐氏の話によると、今後株価は上がり続け、
2014〜2015年頃に「再バブル」が来るらしい。
それは、アメリカなど日本よりも先に進んだ国の
株価と経済成長の相関から言って、日本も例には
漏れないであろう、とのご意見である。


前回のバブルは「土地バブル」であった。
では、今度来るバブルは…


※長くなったので、次回に続く。