バブル再来?(続き)


そう、2014〜2015年頃に再びバブルが来る。
前回のバブルは「土地バブル」であったが、
今回は「株バブル」が来るのだそうだ。


なぜならば(前回の日記を参照してね)、
ラクダのこぶ」の1回目の時は、産業資本が
伸びるそうだ。
これが日本の場合は、エレクトロニクス産業
だった。
そして2回目の「こぶ」の時は、金融資本が
伸びるのだそうだ。
以上のことから考え、今の日本の経済の傾向から
言うと、当然のように「株」というキーワードが
出てくるということだ。


では「金融資本が伸びる時代」とは、どんな時代
なのだろうか?


まずは、「2極分化」。
金持ちがさらに儲かり、貧乏人はさらに貧乏になる
ということだ。
日本でも金持ちが1.5倍に増え、20%の富裕層が
日本全体の富の80%を握る(現在のアメリカ並だ)
時代が来るだろうとも言われている。
そして低所得者層が増えると、所得の伸びが鈍化し、
経済自体のパイが減少してくる訳だ。


そして低所得者が増えると、当然台頭してくるのは
ディスカウンター」である。
日本経済全てで見ると、景気は回復しているように
見えるが、全体が上がっている訳ではないので
実感が無いという事は、皆さんも感じているはずだ。


さて、一般の人に向けたお話ではなくなるのだが、
今後企業はどうするべきなのかを、岩佐氏はこう
おっしゃっていた。


・まず、業種を絞ること。
 広げると負けパターンにはまる。
 キーワードは「ニッチ」「オンリーワン」。
 業種と顧客を絞って、その分野でダントツの1位に
 なることを目指せ。


・個人の力が利益を産む。
 「営業力」と「専門性」。
 もはや、製造部門では他と差別化することは
 難しい時代だという。
 自社の強みが出せる営業部隊を作ること。
 そして、知識・知恵がお金を産む時代だとも
 おっしゃていた。

・そして、どんないい話があっても、本業でネタが
 尽きたとしても、絶対に「広げない」という
 強い意志が必要だと。


どういう会社を造るのか、最終的に決めるのは
経営者の直感だ。
他との違いにこだわって、何かを徹底させる会社が
今後は勝ち残るだろうとおっしゃっていた。


最後にひとつ。
岩佐氏が何気なく言った一言が、僕には重く響いた。


「奇跡は起きないと思ってください。」