どろろ


すっかり書くのを忘れていたが、先週の日曜日に
映画版「どろろ」を観に行った。


原作の手塚治虫の「どろろ」も子供のころ読んだような
気がするが、ストーリーは朧げにしか覚えていなかった。
ただ、百鬼丸の腕の刀は相当インパクトが強かったようで
僕の記憶の中では、あのザンバラ髪とともにイメージが
一人歩きしていたようだ。


さて、映画の方だが、内容に触れるとこれから見る人が
面白くなくなってしまうので、あえて書かない。
ただ、日本の映画も年々素晴らしくなって来ているのは
火を見るより明らかだろう。
この映画もCG(VFXと言った方が良いのか)も凄かったし、
妻夫木聡柴咲コウの演技も良かった。
ストーリーも原作を壊さないように、作り変えてあるとの
ことだったが、それもとても良かった。
そして、エンディングテーマのミスチルの「FAKE」も
いい曲だよね。
日本人として、一度観てみることをお勧めする。
(ただしPG-12だよ。)


ガイドブックに書いてあったのだが、この映画の
ヴィジュアルコンセプトデザイン(要するに、出てくる
妖怪などのデザインをした人ね)を手掛けたのが
正子公也という人なのだが、この人は昔「寺沢武一」氏の
アシスタントをしていたらしい。
そして、「寺沢武一」氏は昔「手塚治虫」のアシスタント
だったらしいよ。
そう、寺沢武一と言えば「コブラ」。
左腕にサイコガンを持つ男…
どろろ」の百鬼丸の左腕の「妖刀百鬼丸」と通じるものが。


敢えて妖怪を24匹残してのエンディングは「2」への布石
だろうか?