「神」は降りた!

killtheking2007-02-26



昨年の11月の公演の際、2曲弾いたらギター放り出して
帰っちゃったという話はBちゃんから聞いていたんだよ。
でも昨日のライブは良かった。
なんといっても最後までちゃんと弾いた。(T_T)


そう、マイケル・シェンカーだ。
昨日の中野サンプラザのMSG 25th Anniversary Japan Tourの
追加公演だよ。
彼の最近のトレードマークのキャップを目深にかぶり、
ステージ左袖からふらりと現れた時には、観客のほぼ全員が
ハラハラしながら「神」の一挙手一投足を見守っていたはずだ。
そう、「ドキドキ」ではなく「ハラハラ」しながら…


僕は実はこのマイケルは影武者なんじゃないかとさえ思っていた。
席が遠目であったこともあり、「In to the arena」のフレーズを
完璧に弾き上げたとき、やっと「ああ、本物だ…」と感激に
涙が出てきた。


公演が終わったあと、Bちゃんとサンプラザの目の前の居酒屋に
入って、積もる話を語り合っていた。
その居酒屋で同MSGツアーを観に行っていた他のお客さんと
仲良くなった。
(実はその大テーブルに着いていた12〜13人は全員MSG帰り
だったのだ。)


そこで判明した事実…
全員がライブ中ほぼ同じ事を考えていたようだ。


「マイケル、今日はちゃんと登場してくれよ〜。」
(開始前から、まるでアンコールのような手拍子)

「マイケル、ステージ袖に引っ込んじゃったゾ。
帰っちゃうんじゃないだろうな〜。」
(曲の途中でちょっと袖に下がっただけなのに…)

「おい、さっきからマイケルがアンプのボリューム触って
ばかりいるぞ。自分の音が聞こえないんじゃないか?
もっと音量上げてやれよ。」

「おい、ローディーになんか耳打ちしたぞ。
大丈夫か?ちゃんと指示通りに仕事しろよ〜。」


みんなの意見を集計した結果、「神」に一番気を使って
いたのは「観客」だったようです。


http://www.zak-tokyo.co.jp/artest/2006/MSG/MSG_07.html